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2026/9/11

役立情報

その境界杭、本当に正しい?

土地を確認した際、境界杭が見つかると「杭があるから境界は大丈夫」と思われることがあります。

しかし、境界杭がある=その位置が必ず正しい境界、とは限りません。

境界杭は土地の境界を確認するうえで非常に重要な手掛かりですが、長い年月の中で工事や造成、ブロック塀の施工などによって動いていたり、一度撤去された杭が再設置されていたりするケースもあります。

特に古い土地では、「いつ、どのような根拠で設置された杭なのか」が分からないこともあります。

そのため、大切なのは「杭があるか」ではなく、「なぜそこが境界なのか」まで確認することです。

1.境界杭の種類・状態を確認する

境界標には、コンクリート杭、金属標、金属鋲、プラスチック杭など、さまざまな種類があります。

まずは杭が傾いていないか、浮いていないか、周辺に工事をした形跡がないかなどを確認します。

見た目ではしっかり残っているように見えても、それだけで正しい境界位置と判断することはできません。

2.法務局の資料と照合する

次に、公図や地積測量図などの法務局資料を確認します。

地積測量図がある場合には、作成年代・辺長・座標値・土地の形状などを確認し、現地の境界杭と整合しているかを調べます。

地積測量図も作成された年代によって記載内容や精度が異なるため、図面だけではなく現地と照らし合わせることが重要です。

3.杭1本ではなく土地全体を見る

境界は、一つの杭だけを見て判断するものではありません。

隣の境界点までの距離や土地全体の形状、ほかの境界杭との位置関係などを確認し、過去の測量成果と整合しているかを検討します。

「1本の杭」ではなく「土地全体のつながり」で確認することがポイントです。

4.道路との境界も重要

道路や水路に接している土地では、隣接する民有地との境界だけでなく、道路など公共用地との境界も重要になります。

過去に道路境界や官民境界の確認が行われている場合には、その資料も確認します。

特に土地の売買や建築を予定している場合、道路との境界位置が重要になるケースもあるため、敷地全体で確認しておく必要があります。

5.過去の測量・境界確認資料を確認する

確定測量図や境界確認書、過去の測量成果などが残っていれば、現在の境界杭がどのような根拠でその位置に設置されたのかを確認する重要な材料になります。

また、現地にあるブロック塀やフェンス、擁壁などが、そのまま境界線と一致しているとは限りません。

「昔からこの塀があるから、ここが境界だろう」と判断しないことも大切です。

大切なのは「なぜ、そこが境界なのか」

境界杭は、土地の境界を確認するための重要な手掛かりです。

しかし、本当に見るべきなのは、

「境界杭があるか?」ではなく、
「なぜ、その位置が境界だと判断できるのか?」

という点です。

現地の境界標だけでなく、

境界標 + 法務局資料 + 過去の測量資料 + 周辺境界との整合性

などを総合的に確認していくことが重要です。

土地を購入・売却するときや建物を新築するときは、「境界杭があるから大丈夫」で終わらせず、その位置の根拠まで確認しておくことが、将来の境界トラブルを防ぐポイントになります。

境界・測量のご相談は戸田測量設計GROUPへ

「境界杭はあるけれど、本当にこの位置で正しいのか?」
「土地を売却する前に境界を確認しておきたい」
「古い土地で境界がよく分からない」

戸田測量設計GROUPでは、現況測量・確定測量・境界確認・分筆登記など、土地や境界に関するご相談を承っております。

土地の状況や既存資料を確認しながら、必要な測量や手続きをご案内いたします。境界について気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。